「男性にお花をプレゼントしても喜ばれない」と思っていないですか?
でも、実際にはお花の好きな男性は多いです。自宅で飾る切り花をお店まで買いに来るお客さんもたくさんいますし、ガーデニングにハマったり観葉植物を育てているのも男性が多いのではないでしょうか?
お花の名所で大きなカメラのファインダーを覗いているのも、男性がほとんどだったりしますからね。
花束を男性への贈り物の選択肢から外してしまうのは勿体ないと思います。今回は、男性にお花をプレゼントするときのポイントを花屋さん目線からもお伝えします。
男性と女性から見た可愛さや綺麗さの違い
男性視点(目線)・女性視点(目線)とか性別で分けてしまうのは今の時代良くないことではありますが、男性と女性から見た可愛さや綺麗さには違いがあるのでしょうか?
花に関していうならば、性別には関係ないように思います。(私個人の見解ですが…)
それよりも、お花に接する頻度や経験によって綺麗だなと思うお花や、好みのお花が変わってくるように感じます。
お花の初心者の方には、サイズも大きめでハッキリとした色合いのお花が好まれる事が多いです。
しかし、お花に触れる機会が増えてくるに従って、淡い色や細かい草花っぽいお花も好みの対象になってきます。
私も最初は赤いチューリップとかが好きだったけど、今は薄紫のスカビオサなんかが好きだものね。
茶色いバラや黒いユリなんかを、わざわざ注文してくれるお客さんもいるしね♪
男性だから青いお花は間違い?
「男性に渡すから青い花で作ってください」というお客さんからのオーダーがあるんです。逆に「男性にプレゼントなら青い花で作りますね」いう花屋さんがいるのも事実です。
しかし本当に男性は青いお花が好きなのでしょうか?
青いお花が好きかどうかは性別には全く関係ないと思うのですがいかがでしょう?
特に私達の世代は、男は青・女は赤って刷り込まれているだけかもね!
今でもトイレなんかも色分けされてたりするけどね。
青いお花は、できれば避けたほうがいい理由
まず最大の理由としては、花屋さんには青い花は種類が少ないということ。
青い切り花として店頭に並ぶのは、ブルースターとデルフィニウムの仲間がある位です。他には草花系の優しい雰囲気のお花が少しある程度。
バラやカーネーション・トルコキキョウ・ユリなどの定番のお花はいろいろなカラーバリエーションがあるにも関わらず青だけはありません。(着色した人工的な色はありますが…)
つまり、花屋さんが花束を作る際に制限が強すぎていい花束を作るのが難しくなる可能性が高いんです。
確かに、青いお花って種類が少ないわね。
青色の指定は、困ってしまうことが多いんだよね(T_T)
もう一つの理由は、青いお花の定番であるブルースターやデルフィニウムは水揚げや管理が難しくて傷んでしまう可能性が高いということ。
バラやカーネーション・トルコキキョウなど、花束によく使われるお花は水揚げや管理が比較的簡単で長持ちするんです。花束の状態で持ち運んでもお花の傷みが少ない点からもこれらのお花が花束にはよく使われます。
ブルースターもデルフィニウムも素敵なお花なのにね。
お花を飾り慣れていないと難易度が高いかもね。
男性に花束をプレゼントするときの注意点
心を込めたお花のプレゼント、できるだけ喜んでもらうために注意したいポイントをいくつかまとめてみます。
なるべく小さめのサイズを選びましょう
男性でもお花が好きな人が多いはずですが、花束をもらった経験がない男性は多いと思います。
「持ち運ぶのが恥ずかしい」という声はお客様からもよく聞きます。目立ちすぎない大きさで持ち運びもしやすい小さめのブーケスタイルの花束がオススメです。
花束を入れる紙袋などを添えるのも素敵な気遣いかもしれません。
私なんかは、見せびらかして歩きたいけどな~
男性のほうが、照れ屋さんが多いのかな\(^o^)/
また、一人暮らしの男性ならば自宅に花瓶など無いことが普通でしょうから、花束よりも籠などに活けたアレンジメントを選ぶというのもいいかもしれませんね。
飾り方や管理方法を教えてあげましょう
お花を飾ることに慣れていないと、貰った花束をどうしていいのか分からないかも知れません。
花瓶に入れずにラッピングされたままで飾っていた ってことは意外と多くあるんです。
凄い面倒くさがり屋ね!
そういうわけじゃなくて、お花に慣れていないと本当にそのままでいいと思っちゃうみたいだよ。
これは極端な例かもしれませんが、基本的な飾り方をアドバイスしてあげれば喜んでもらえるのではないでしょうか。
- 花瓶がなければコップでも空き瓶でも大丈夫
- ラッピングは取り外して飾ってください
- 涼しくてエアコンの風などが直接当たる場所は避けて
など、簡単なことだけでOKだと思います。
男性も「せっかく貰ったお花をできるだけ長持ちさせたい」と思っているはずですから…
既婚の男性に贈るときは奥様の存在も考慮
男性にプレゼントといっても、既婚の男性の場合は全く別の見方ができます。
それは奥様の存在です。お家で待っているであろう奥様にプレゼントするという気持ちで花選びをするほうが簡単ではないですか?
既婚の男性にプレゼントしたお花は、おそらく間違いなく奥様のものでしょうから…
まとめ
男性にプレゼントするお花といっても特別に考える必要はありません。性別に関係なくお花を貰えば嬉しいはずです。
ただし、照れ屋で面倒くさがり屋の男性には、渡すタイミングや持ち運び易さなど若干の考慮をしてあげるといいかもしれません。
いちばん大切なのは「気持ちをこめること」ではないでしょうか。メッセージカード1枚付けるだけでも違ってきますね。