こんにちは、皆さん！
青い花ってなんだか特別ですよね。
今回は、
特に青い花が貴重な存在である花屋さんで
重宝されるデルフィニウムについてお話しします。
デルフィニウムの切り花の特徴から、
その魅力を最大限に引き出す飾り方や管理方法まで、
たっぷりご紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください。
デルフィニウムの切り花の特徴
デルフィニウムの最大の特徴は、
その鮮やかな青色です。
花屋さんにおいて青い花は非常に貴重であり、
アレンジメントにおいても
希少なアクセントとなります。
「青い色でアレンジしてほしい」
というオーダーに応える際、
デルフィニウムはとても頼りになる存在です。
私の30年の花屋勤務の中でも、
この花はいつも特別な役割を果たしてきました。
青の濃淡が美しく、
他の花との組み合わせ次第で
シックにも華やかにも演出可能です。
また、デルフィニウムはそのサイズと形状から、
アレンジメントにダイナミックな
ボリュームを与えることができます。
長さがあるため、
高さのあるベースや大きなアレンジメントにぴったりです。
一方で、適度にカットして使うと、
小さな花束やテーブルアレンジメントにも
素晴らしく映えます。
特に夏の季節感を出したい時には、
この花が最適です。
デルフィニウムの切り花の基本データ
デルフィニウムの切り花についての
基本データを以下にまとめます。
- 別名: 飛燕草（ひえんそう）、ラークスパー
- 分類: キンポウゲ科
- 原産: 北半球の温帯地域
- サイズ: 50〜150cm
- 販売価格: 一般的に300〜500円/本
- 出回り時期: 通年（特に夏が旬）
デルフィニウムは「ラークスパー」とも呼ばれ、
キンポウゲ科に分類される花です。
原産地は北半球の温帯地域で、
そのため日本でも栽培が比較的容易です。
長さは50cmから150cmと
非常にバリエーションがあり、
用途に応じて選べます。
販売価格は1本あたり300円から500円程度で、
花のサイズや品質によって変動します。
特に夏が旬とされますが、
通年で入手可能なため、
季節を問わず楽しむことができます。
デルフィニウムの切り花の飾り方
デルフィニウムの飾り方は、
その特徴を活かして
工夫次第で様々なスタイルに対応できます。
まず、
デルフィニウムの長さとボリュームを活かした
フロアベースにアレンジする方法があります。
リビングルームやエントランスに飾ると、
空間全体が一気に華やかになります。
特に夏場には、
その涼しげな青が視覚的に爽やかさを運んでくれます。
また、
テーブルセンターに飾る際は、
デルフィニウムを低めにカットして
小ぶりのベースに挿すのがおすすめです。
これにより、
食卓に華やかさと涼感を
加えることができます。
デルフィニウムの青を際立たせるために、
白や黄色の花と組み合わせると
色のコントラストが楽しめます。
例えば、白いバラやカスミソウ、
黄色のガーベラやユリなどとの組み合わせが人気です。
花の配置によっては、
シックでモダンな雰囲気を演出することも可能です。
デルフィニウムの切り花の管理方法
デルフィニウムの切り花を長持ちさせるためには、
適切な管理が重要です。
長持ちさせる水揚げ
まず、
デルフィニウムの水揚げ方法について説明します。
水揚げは、
花が水を吸いやすくするための
重要な作業です。
まず、茎を斜めにカットし、
切り口の表面積を広げます。
このとき、水の中でカットすることで、
空気が入らず水の吸収がスムーズになります。
次に、茎の下部の葉は取り除きます。
葉が水に浸かると腐敗しやすく、
水質を悪化させる原因となります。
また、水はできるだけ新鮮なものを使い、
毎日交換することが理想的です。
長持ちさせる管理方法
デルフィニウムは、涼しい場所を好むため、
直射日光や高温を避けて飾ることが重要です。
室内でもエアコンの風が直接当たらない場所に
置くようにしましょう。
花瓶の水はこまめに交換し、
花用の栄養剤を加えることで、
花の寿命を延ばすことができます。
また、茎の先端を定期的にカットすることで、
水の吸収が良くなり、
花の鮮度を保つことができます。
デルフィニウムは比較的水を多く吸うため、
水が減ったらすぐに補充するよう心がけましょう。
デルフィニウムの花言葉
デルフィニウムの花言葉には、
「清明」、「高貴」、「慈愛」などがあります。
これらの花言葉は、
デルフィニウムの持つ清涼感や
その美しい姿に由来しています。
「清明」は、
澄み渡る青空のような清らかさを表し、
「高貴」は、
その気品ある姿に由来します。
「慈愛」は、
花の持つ優しさや包容力を意味しています。
これらの花言葉を知ることで、
デルフィニウムを贈る際や
アレンジメントに取り入れる際に、
さらにその魅力を感じることができます。
また、特別な意味を込めて花を贈りたいときに、
デルフィニウムは
その意図を美しく表現してくれるでしょう。
デルフィニウムの雑学、豆知識
デルフィニウムには
いくつかの興味深い雑学や豆知識があります。
まず、その名前は
ギリシャ語の「デルフィス（イルカ）」に由来し、
花のつぼみの形がイルカに似ていることから
名付けられました。
また、デルフィニウムの別名は
和名で「飛燕草（ひえんそう）」や
「オオヒエンソウ（大飛燕草）」とも呼ばれ、
その名の通り、
燕が飛んでいるような姿を思わせることから
この名が付けられました。
さらに、デルフィニウムは
古くから薬用植物としても利用されてきました。
例えば、古代ローマでは、
デルフィニウムの種子が解毒剤として
用いられたと言われています。
西洋では「ラークスパー」としても知られており、
庭園でも人気の花です。
種類によっては鮮やかな青以外にも、
白やピンク、紫などのバリエーションもあります。
これらの色は、交配によって生み出されたもので、
ガーデニング愛好家の間では
その美しさが高く評価されています。
デルフィニウムの多彩な歴史と
名前の由来を知ることで、
この花がいかに人々に愛されてきたかがよくわかります。
庭やアレンジメントに取り入れる際に、
これらの背景を知ると、
さらに愛着が湧くことでしょう。
まとめ
- デルフィニウムは鮮やかな青色が特徴の貴重な花材。
- 長さと存在感があり、アレンジメントに華やかさを加える。
- 基本データとして、通年入手可能で、特に夏に旬を迎える。
- 飾り方次第で様々な空間に適応し、シックにも華やかにも演出可能。
- 水揚げや管理方法を工夫することで、長持ちさせることができる。
- 花言葉は「清明」、「高貴」、「慈愛」で、特別な意味を持つ。
- イルカに由来する名前や薬用植物としての歴史など、興味深い雑学がある。
これでデルフィニウムの切り花に関する記事が完成です。
ぜひ皆さんも、
この美しい花を日常に取り入れてみてくださいね。
