こんにちは、花みっけ♪の世界へようこそ!🌼
「花も実もある」という言葉、聞いたことありますか?素敵な響きですよね。この言葉には「外見の美しさと内容の充実を兼ね備えている」という素晴らしい意味が込められています。
今回は、この「花も実もある」という言葉の意味や由来、そして実際の使い方まで、花屋歴30年以上の私が詳しく解説していきます!さらに、歴史上の「花も実もある武将」として名高い本多忠勝についても触れていきますよ。
この記事を読めば、単なる言葉の知識だけでなく、あなた自身の人生をより豊かにするヒントも見つかるはず。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!✨
「花も実もある」の基本的な意味
「花も実もある」とはどういう意味なのでしょうか?シンプルに言うと、外見も中身も素晴らしい状態を表す言葉です。🌸🍎
私たちの身近にある植物を想像してみてください。美しい花が咲いている時期と、実がなる時期は通常別々ですよね。しかし、もしも一本の木や枝に、美しい花と実りある果実が同時に存在したら…それはなんて素晴らしいことでしょう!
その比喩から来ているように、「花も実もある」という言葉には次のような意味が込められています:
- 外観の美しさと内容の充実を兼ね備えていること
- 見た目だけでなく中身もしっかりしていること
- 道理にかなっていて、なおかつ人情味もあること
例えば、「彼の提案は花も実もある内容だった」と言えば、見た目も華やかで魅力的なだけでなく、中身も充実していて実用的だという意味になります。
私たち花屋の世界でも、見た目の美しさだけでなく、長持ちする切り花や、香りも楽しめる花材を「花も実もある」と表現することがありますよ。例えば、美しい見た目と素敵な香りを兼ね備えたバラは、まさに「花も実もある」花材の代表格といえるでしょう!🌹
由来と語源
「花も実もある」というこの素敵な言葉はどこから来たのでしょうか?🤔
この言葉の由来は、植物の生態にあります。通常、植物は花が咲く時期と実がなる時期が異なります。花が散った後に実がなることが一般的で、両方が同時に揃うのはまれなこと。そのため、「花も実も同時にある」状態は、とても特別で素晴らしいものとして認識されてきました。
日本人は古くから自然と共に生き、四季の移ろいを大切にする文化を持っています。そんな中で植物の営みを観察し、人間の理想的な状態を表すために「花も実もある」という表現が生まれたのだと考えられています。
実際に、柑橘類の中には花と実が同時に存在する「両性花実(りょうせいかじつ)」という現象を見せるものもあります。レモンやオレンジの木で、熟した実とともに花が咲いている様子を見たことがある方もいるかもしれませんね。
こうした自然界の稀少で美しい現象からインスピレーションを得て、外見の美しさと内容の充実を兼ね備えた理想的な状態を「花も実もある」と表現するようになったのです。
また、「花も実もある」は「花実が咲く」という似た表現もあります。どちらも同じような意味で使われますが、「花も実もある」の方がより一般的に使われる表現となっています。
使い方と例文
それでは実際に、「花も実もある」という言葉をどのように使うのか、具体的な例文とともに見ていきましょう!✍️
日常会話での使い方
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映画や本の評価: 「この映画は、派手な演出だけでなく、ストーリーも感動的で、まさに花も実もある作品だった!」
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人物評価: 「彼女は見た目も美しいけど、性格も素晴らしく、まさに花も実もある人だよね」
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贈り物について: 「見た目も素敵だし、実用性もあって、花も実もあるプレゼントをありがとう!」
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イベントの感想: 「楽しいだけでなく勉強にもなる、花も実もある素晴らしいセミナーでした」
ビジネスシーンでの使い方
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企画や提案について: 「この企画は見栄えも良く、収益性も高い、花も実もある内容です」
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商品開発について: 「デザイン性と機能性を兼ね備えた、花も実もある商品を開発しましょう」
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人事評価で: 「彼は見た目の実績だけでなく、チームへの貢献度も高く、花も実もある人材です」
実生活でこの言葉を使うときは、相手に褒め言葉として伝わる場面で使うことが多いです。単なる「良い」「素晴らしい」という表現よりも、より深みのある評価として受け取ってもらえますよ。
花屋の私が生花選びでこの言葉を使うとすれば、「このアレンジメントは見た目が華やかなだけでなく、花持ちも良いので、花も実もありますよ!」といった使い方をします。お客様にとって見た目の美しさだけでなく、長く楽しめることも大切なポイントですからね。🌷
ちょっとしたアドバイス
「花も実もある」という表現は、少し改まった場面や、物事を深く評価したい時に使うと効果的です。カジュアルすぎる会話では少し浮いてしまうこともあるので、使う場面を選ぶと良いでしょう。
そして何より、この言葉を使う時は本当に内容が伴っているかをしっかり見極めることが大切です。見た目だけが華やかなものを「花も実もある」と評してしまうと、言葉の意味が薄れてしまいますからね!
「花も実もある」武将・本多忠勝の魅力
歴史好きの方なら、「花も実もある武将」として知られる人物がいることをご存知かもしれませんね。それが本多忠勝(ほんだただかつ)です!🏯⚔️
本多忠勝は徳川家康の家臣として知られ、「徳川四天王」の一人として数えられる名将です。なぜ彼が「花も実もある武将」と言われたのか、その魅力に迫ってみましょう!
本多忠勝はなぜ「花も実もある」と言われたのか?
本多忠勝が「花も実もある武将」と称されたのは、その 華麗な外見と実力を兼ね備えていた からです。当時、彼について次のような言葉が残されています。
「家康に過ぎたるものが二つあり、唐のかしらに本多平八」
この言葉は、一言坂の戦いの時に本多忠勝(通称:平八郎)の素晴らしい武者ぶりを称えて詠まれたものと伝えられています。「唐のかしら」とは、チベット高原に生息するヤクの毛で作られた兜の飾りのことで、当時は非常に貴重なものでした。
つまりこの言葉は、「家康の身分からすると、唐のかしらの飾りと本多忠勝という家臣は贅沢すぎる」という意味合いを持っています。それほどまでに本多忠勝は優れた武将だったのです!
本多忠勝の「花」と「実」とは?
本多忠勝の「花」の部分は:
- 立派な体格と威厳ある風貌
- 唐の毛を使った豪華な兜の飾り
- 七つ道具という独特の武器を操る華麗な戦いぶり
そして「実」の部分は:
- 90歳まで生きたという長寿
- 一度も負傷したことがないという不屈の強さ
- 徳川家に対する生涯を通じた忠誠心
- 冷静な判断力と戦略眼
こうした外見の「花」と内面の「実」を両方兼ね備えていたからこそ、本多忠勝は「花も実もある武将」として歴史に名を刻んだのです。
私たち現代人も、この本多忠勝のように見た目の華やかさと内面の充実を両立させることで、人生をより豊かにできるのではないでしょうか?🌸✨
「花も実もある」の対義語「花も実もない」とは
「花も実もある」という素敵な言葉の反対は、「花も実もない」という表現になります。この対義語について少し詳しく見てみましょう。
「花も実もない」とは、外見も内容も優れていない状態や、成果や実りが全くない状態を表す言葉です。例えば:
- 「あの映画は期待したけど、結局花も実もない内容だった」
- 「長時間の会議だったのに、花も実もない結果に終わってしまった」
このように、期待していたものが見た目も中身も良くなかった場合に使われる表現です。
面白いことに、「花も実もない」は「花も実もある」ほど古くからある言葉ではなく、比較的最近になって広く使われるようになった表現だと言われています。それだけ「花も実もある」という言葉が人々の心に浸透し、その対義語としての表現が自然に生まれてきたのでしょう。
花屋としての視点から
花屋の私から見ると、「花も実もない」という状態は避けたいものです。例えば、見た目は美しいけれど花持ちが悪い花材や、長持ちするけれど見栄えのしない花材では、お客様に満足していただけません。
私たちがお客様におすすめするのは、いつでも「花も実もある」アレンジメント。見た目の美しさと花持ちの良さを兼ね備えたものこそが、真の価値があると考えています。
切り花を長持ちさせるコツとしては、切り花栄養剤を使うことが効果的です。これにより、見た目の美しさを長く保つことができますよ!
英語で表現すると?
「花も実もある」という日本語の美しい表現を英語ではどのように言うのでしょうか?完全に同じニュアンスを持つ英語表現はなかなか見つからないのですが、いくつか近い表現をご紹介します。
「花も実もある」に近い英語表現
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“The best of both worlds”(両方の世界の良いところを持つ) 例:His new job offers the best of both worlds: good pay and flexible hours. (彼の新しい仕事は良い給料と柔軟な勤務時間という、花も実もある条件を提供している)
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“Form and substance”(形式と内容) 例:Her presentation had both form and substance. (彼女のプレゼンテーションは見た目も内容も充実していた=花も実もあった)
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“Style and substance”(スタイルと中身) 例:This restaurant offers style and substance – beautiful presentation and delicious food. (このレストランは美しい盛り付けと美味しい料理という、花も実もある体験を提供している)
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“Beauty and utility”(美しさと実用性) 例:This design combines beauty and utility. (このデザインは美しさと実用性を兼ね備えている=花も実もある)
これらの表現はそれぞれ少しずつニュアンスが異なりますが、「外見の良さと内容の充実を兼ね備えている」という「花も実もある」の本質的な意味を伝えることができます。
日本語の「花も実もある」という表現の豊かさを考えると、日本語ならではの美しい表現だと感じますね。外国の方に説明するときは、植物の比喩から来ていることも一緒に伝えると、より理解してもらいやすいかもしれません。🌎
フラワーアレンジメントの国際的な魅力
フラワーアレンジメントは世界共通の言語です。国や文化によって好まれるスタイルは異なりますが、花の美しさと心に与える喜びは万国共通。
国際的なフラワーアレンジメントを学ぶなら、様々な花の形や名前を英語でも知っておくと便利です。そんな時は花の図鑑が役立ちますよ!
【参考記事】切り花について詳しく知りたい方はこちらもどうぞ↓

「花も実もある」人生を実現するための5つのヒント
「花も実もある」という素敵な言葉。この言葉が表すような、外見も内容も充実した素晴らしい人生を送りたいと思いませんか?🌈✨
長年花と向き合ってきた私から、「花も実もある」人生を実現するためのヒントをお伝えします。植物の世界から学んだ知恵は、私たちの人生にも活かせるものばかりですよ!
1. 自分らしい「花」を咲かせる
まず第一歩は、あなた自身の個性という「花」を大切にすること。植物の世界でも、バラはバラの、ユリはユリの美しさがあるように、人間にも一人ひとり違った魅力があります。
自分らしい「花」を咲かせるためのポイント:
- 自分の強みや個性を知り、それを磨く
- 他人と比較せず、自分のペースを大切にする
- 自分が輝ける環境や場所を見つける
花屋さんでアレンジメントを作る時も、それぞれの花の個性を活かすことが大切。同じように、あなたらしさを活かす生き方が、人生を豊かにする第一歩です。
2. 内面という「実」を育てる
外見の「花」だけでなく、内面の「実」も同時に育てることが大切です。知識やスキル、人間性など、目に見えない部分こそが長期的な価値を生み出します。
内面を育てるためのポイント:
- 継続的な学びを大切にする
- 多様な経験を積む
- 困難も成長の機会と捉える
- 自分を取り巻く人間関係を大切にする
植物が栄養を吸収して実を育てるように、私たちも様々な経験から学び、内面を豊かにすることができます。そのためには良質な「肥料」が必要です。
3. 「花」と「実」のバランスを考える
「花も実もある」状態を目指すには、外見と内面のバランスが重要です。どちらかに偏りすぎないよう、調和を大切にしましょう。
バランスを保つためのポイント:
- 自己アピールと実力のバランスを意識する
- 外見を整えることと内面を磨くことの両方に時間を使う
- 「見せる部分」と「見せない部分」の両方に気を配る
フラワーアレンジメントでも、花の種類や色、大きさのバランスが美しさを決めます。人生も同じで、様々な要素のバランスが「花も実もある」状態を生み出すのです。
4. 季節や時期を味方につける
植物には適切な開花時期があるように、人生にも「旬」の時期があります。その時々の自分の状況や環境に合わせた選択をすることで、最大限の魅力を発揮できます。
季節を味方につけるポイント:
- 自分のライフステージに合った目標を設定する
- チャンスのタイミングを見極める
- 無理なスケジュールを組まず、自然なリズムを大切にする
私たち花屋は季節の花を大切にします。今が旬の花は、一番の美しさと長持ちする強さを持っています。人生も同じで、今の自分にとっての「旬」を大切にすることが、「花も実もある」人生につながります。
5. 周囲の環境を整える
植物が美しく育つためには、適切な環境が必要です。同様に、人間も周囲の環境によって大きく影響を受けます。
良い環境作りのポイント:
- 前向きな人々と交流する
- 自分を成長させてくれる場所に身を置く
- 心身の健康を保つ生活習慣を整える
- ときには自分自身を見つめ直す「休息期間」も設ける
切り花を長持ちさせるには、清潔な水と適切な温度環境が欠かせません。同じように、私たちも自分を取り巻く環境を整えることで、より充実した人生を送ることができるのです。
良い環境作りのためには、適切な道具を使うことも大切です。花を美しく整えるための良質なハサミのように、人生においても適切な「道具」を選ぶことが成功の鍵となります。
これらのヒントを参考に、ぜひあなた自身の「花も実もある」人生を築いていってくださいね!🌸🍎✨
【参考記事】実ものを使ったアレンジメントにチャレンジしたい方はこちら↓

まとめ
今回は「花も実もある」という素敵な言葉について、その意味や由来、使い方、そして人生に活かすヒントまで詳しくご紹介しました。
改めて整理すると:
- 「花も実もある」とは、外見の美しさと内容の充実を兼ね備えている状態を表す言葉
- 元々は植物の生態から来た言葉で、花と実が同時に存在する稀少で理想的な状態を表現
- 歴史上の「花も実もある武将」として本多忠勝が有名
- 対義語の「花も実もない」は外見も内容も優れていない状態を表す
- 英語では “The best of both worlds” や “Style and substance” などに近い表現がある
- 「花も実もある」人生を実現するには、自分らしさを大切にしながら内面も磨くバランスが重要
日本語には、このように自然から学んだ美しい表現がたくさんあります。「花も実もある」という言葉を知ることで、私たちの生活や考え方がより豊かになるのではないでしょうか。
私たち花屋の仕事も、まさに「花も実もある」ことを目指しています。見た目の美しさだけでなく、長く楽しめる花持ちの良さや、香りなどの付加価値も大切にしているのです。
あなた自身も、ぜひ人生のあらゆる場面で「花も実もある」状態を目指してみてください。外見と内容、両方を大切にすることで、より充実した毎日を送ることができるはずですよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたの日常に少しでも花のような彩りをお届けできていたら嬉しいです。🌸✨