せっかく飾った切り花なのに…こんな経験はないですか?
- すぐに枯れてしまった
- 蕾が咲かない
- 咲いたお花の色が薄い
それは、お水に栄養剤(延命剤)を入れてないからかもしれません。
実は、切り花を長持ちさせて元気に咲かせるためにはお水だけでは足りないんです。切り花用の栄養剤を使えば、お水だけでは足りない成分を補うことができます。
この記事では切り花用の栄養剤(延命剤)についてまとめてみました。
切り花栄養剤(延命剤)とは?
切り花栄養剤って、長持ちさせる薬のことね!
花屋さんでオマケで貰えたりするよね♪
お花屋さんで切り花や花束を購入すると、写真のような小袋に入った薬を一緒に付けてくれたりしますね。この小袋には1回分の栄養剤が入っています。
この小袋も購入することができますが、通常の製品はボトル入りで200~300ml程度のものが主流です。
栄養剤の役割
植物が生きていくためにはお水だけではなく栄養分も必要です。例えば、鉢物や畑で植物を育てるときには肥料が必要になります。
「切り花はお水だけで大丈夫」と思っている方も多いと思いますが、実は切り花にも栄養は必要なんです。
切り花用栄養剤(延命剤)を使うと、切り花に必要な栄養分(糖分)を補うことができます。
切り花にも栄養補給が必要なのね!
栄養が補給されれば蕾まで綺麗に咲かせることができるよ♪
また、切り花用栄養剤(延命剤)には、お水が汚れるのを防ぐ成分や水揚げを促進させる成分なども入っています。
お水が汚れにくくなりますからお花が長持ちしますし、水換えの回数を減らせますので管理の手間も省けます。
100均(ダイソー)でも買える切り花用栄養剤(延命剤)
100均のダイソーでも売ってたよ♪
「切り花ながもち」って、わかりやすいネーミングね\(^o^)/
私がいつも行くダイソーでは、オアシス(花を挿すスポンジ)などと一緒に園芸品コーナーで売られていました。
1回分ずつに分かれていて、500mlの水に対して1個(5cc)入れればいいので使いやすい形ですね。
頻繁に切り花を飾る方には、ボトルタイプで量の多い製品をオススメしますが、試しに使ってみるのなら100均で充分かもしれませんね。
切り花栄養剤、メーカー別詳細
切り花栄養剤にはいくつかのメーカーがあります。花屋さんやホームセンターなどで売られていて比較的有名なものを5種類紹介します。
各メーカーとも、ボトルのサイズはいろいろとラインナップがありますが、家庭で使われるのなら200~300mlのサイズで充分かと思います。
キープ・フラワー
花屋さんなどの店頭で一番見かけるのが「キープ・フラワー」です。
フジ日本精糖の製品で本業は砂糖メーカーです。人と同じように植物も糖分を必要とすることから生まれた製品のようです。
人が口にするものを扱っている国産製品という安心感がありますね。
クリザール
クリザール社は花の国オランダで設立されて80年以上という老舗メーカーです。
切り花の生産者から流通・小売・消費者用といった幅広い製品があります。
私が仕事で使っているのもこの「クリザール」です。
華の精
パレス化学株式会社の製品。元々は工業用潤滑剤の会社なので抗菌剤などの化学製品が得意分野。
プリザーブドフラワーを作る薬品等も販売しています。
美咲
「美咲」を販売しているOATアグリオ株式会社は、オロナミンCやポカリスエットでおなじみの大塚製薬の元グループ企業です。
「美咲」の特徴は、主にバラにターゲットを絞って開発されている点。糖質やその他の成分の配合を調整されているようです。
フローラライフ
花を挿すスポンジ「オアシス」を販売しているスミザーズオアシス社の製品です。
生産者用・流通用・販売店用・消費者用などに分けた製品を販売しています。
まとめ
切り花用栄養剤(延命剤)のまとめです。
- 切り花に栄養分(糖質)を補給できる
- 水の汚れを防ぐ成分も入っている
- 100均(ダイソー)でも売っている
- 頻繁に使う場合はメーカー品のボトルタイプがオススメ
切り花を長持ちさせるには栄養剤(延命剤)を使うのが簡単で効果的です。
水だけでは咲かなかった蕾まで綺麗に咲かせることができますし、水の汚れが少なくなるので水換えの頻度も減らせます。
費用も1回分は数円程度ですのでぜひお試しください!