可憐なお花が弓なりに咲き茎のラインが綺麗なフリージアは水揚げや管理も楽で日持ちも良い花材です。
そして何より特徴的なのは香りが強いこと。最近では香りが抑えられた品種も出回っていますが、フリージアを飾るのならば素敵な香りを楽しんでほしいと思います。
フリージアの切り花の特徴、飾り方
フリージアの切り花を飾るときに気をつけたいのはお花の向き。茎の先端から弓なりに曲がって複数のお花が咲くので、お花の向きを揃えるのが難しいんです。
お花のラインがどちらを向くのか統一させるとまとまりが良くなるのですが、たくさんの本数を使う場合は向きを揃えるのが難しいと思います。アレンジメントを作るときには差し色程度の本数にしたほうが良いかもしれません。
また、フリージアの最大の魅力は香りです。一本でも部屋中が香るほど強い香りがすることもありますから、少ない本数を花瓶に飾るのが一番オススメの飾り方です。
少ない本数で茎を長いままで飾れば、すっと伸びた茎のラインもよく見えて素敵です。
フリージアを日持ちさせる水揚げ、管理方法
フリージアはとても水揚げが良い花材なので、飾る前に切り口を少し切り戻すだけで飾れます。ツルツルとした茎は水を汚すことも少ないですが、下の方に葉っぱが付いている場合は水換えは頻繁に行ってください。
お花が咲いている間に茎が弱って下を向いてしまうようなこともなく、複数ついている蕾も先端まで咲いてきます。
小さな蕾がついている枝が茎の根元から出ていることがありますが、小さすぎる蕾は咲かない場合もあります。可愛らしい枝がオマケで付いてきたと思って楽しんでください。
また、フリージアのお花は茎の根元に近い方から先端に向かって順番に咲いてきます。傷んできたお花をそのままにしておくと元気なお花に悪影響がありますから早めに取り除きましょう。見た目にも綺麗ですし全体を長持ちさせることにもつながります。
フリージアの花言葉
フリージアの花言葉は「友情」「信頼」
色別には、あどけなさ(白)、無邪気(黃)、純潔(赤)、憧れ(紫)
フリージアを南アフリカで発見したのは、エクロンというデンマークの植物学者です。彼はこの花の名前をつける時に、自分の名前ではなく研究を支えてくれた親友のドイツ人医師フレーゼ(Freese)からフリージア(Freesia)という名前にしたそうです。「友情」「信頼」という花言葉はこのエピソードからつけられました。
フリージアの切り花、基本データ
分類:アヤメ科フリージア属
原産:南アフリカ
サイズ:20~60センチ程度
花サイズ:中輪
販売価格:150~300円
出回り時期:通年(主に春)
※コチラの本を参考にしています。
まとめ
- フリージアは素敵な香りを楽しんでください。
- 少ない本数でラインを強調して飾りましょう。
- 日持ちも管理も楽ですが、傷んだお花は早めに取り除きましょう。
春を感じさせるフリージアは、チューリップやスイートピーなど春のお花とあわせてアレンジするのも素敵です。
素敵な香りとともに春を感じてください♪