浜名湖ガーデンパークは入場無料で四季折々の花々に出会えます。しかし、雪が舞いそうな寒さの12月ですから期待せずに訪れたのですが、とっても素敵な光景に出会うことができました。
「青いシクラメンの小径」と名付けられた一角には数百鉢の青いシクラメンが植えられていて、一面青一色の別世界。青色の花と微かですが香りのする、シクラメンとしては珍しい品種が迎えてくれました。
青いシクラメンの小径
静岡県浜松市の浜名湖沿いにある「浜名湖ガーデンパーク」では、12月から3月の期間たくさんの青いシクラメンを見ることができます。
赤、ピンク、白が一般的なシクラメンですので、青い花はまだまだ珍しい品種です。それも、鉢植えの状態ではなく地に直接植えられた状態で鑑賞できるのが「青いシクラメンの小径」です。
「青いシクラメンの小径」があるのは浜名湖ガーデンパークの奥の方。「花の美術館」の手前、「百華園」に隣接した場所にあります。
東京ドーム12個分あるといわれる広い敷地ですから、なかなかの散歩コースではありますね\(^o^)/
とってもメルヘンチックな雰囲気のオブジェがお出迎え。プランターを兼ねているのでハートから覗いているのも青いシクラメン。
小径にはウッドチップが敷かれていてフッカフカで気持ちがいい。
ハンギングや木の枝に乗せられたオブジェっぽいプランターに植えられた青いシクラメン。
植えられているのは花の色も形も微妙に違っている2種類の青いシクラメン。
ポインセチアやクリスマスローズも一緒に植えられていました。クリスマスローズは、まだ少し時期が早かったようで花はチラホラ。3月までなのでもう一度訪れてみたいです。
2種類の青いシクラメン
「青いシクラメンの小径」で見れるのは2種類の青いシクラメン。
セレナーディア・ライラックフリル
八重咲きの花はひとつひとつが豪華でもあり、淡い青紫色は優しい印象。
セレナーディア・アロマブルー
アメジストブルーの一重咲き。珍しい青色の他にも香りがするというのも特徴。
決して強くはないですが、近づくとかすかに感じる甘い香りが魅力的。
青いシクラメンはサントリーが開発
花の業界では青い花といえばサントリーが有名です。青いカーネーションの「ムーンダスト」、青いバラの「アプローズ」と、次々に新しい品種を開発して販売しています。この青いシクラメンもサントリーが作り出した新しい品種です。
でも「青じゃないよね」って素朴な疑問を持つ方も多いはず。確かに青というよりは紫に近い花色ですね。カーネーションやバラも同じような青紫色です。
それでも、今までにない色として画期的なことなんです。「サントリーブルー」ともいえるこの青紫の色は、次にどんな種類の花で実現するのか楽しみです。
青いシクラメンの花言葉
青いシクラメンの花言葉は「遠慮」・「恥ずかしがり屋」
新しく誕生したばかりの色ですが、すでに花言葉があるんですね。複数のサイトを調べてみたのですが、同じ言葉が載っていました。
赤やピンクのシクラメンはとっても派手な印象ですが、青いシクラメンは少し控えめで奥ゆかしい印象ですからピッタリな花言葉ですね。
青いシクラメンの購入は?
青いシクラメンは新しい品種でまだまだ珍しいため、普通の花屋さんではほとんど見かけることがありません。購入するには大規模な園芸店やホームセンターを覗いてみるといいと思います。
サントリーのホームページには取り扱いのある店舗が紹介されていました。
また、通販サイトでも青いシクラメンは購入できます。
浜名湖ガーデンパークの基本情報
静岡県浜松市西区村櫛町5475-1
[TEL] 053-488-1500