こんにちは、皆さん!花の世界には、見た目がよく似ている花がたくさんありますよね。今回は、そんな中でもよく混同されるアジサイとその仲間たち、アナベル、ビバーナム、オオデマリの違いについて、また他にもたくさんあるアジサイに似た花をいくつかご紹介しますね。
アジサイ vs. アナベル
アジサイとアナベルは、とても似ていますよね。しかし、実は微妙な違いがあるんです。
アジサイ
- 科名: アジサイ科
- 属名: アジサイ属
- 分類: 落葉低木
- 別名: ハイドレンジア
- 色: 青、紫、ピンク、赤、白、緑など多様
- 花全体の大きさ: 両手のひらに乗るぐらい
- 花びら1輪の大きさ: わりと大きめ
- 茎: 太くてしっかりしている
- 葉: 濃い緑、フチがギザギザ、手の平サイズ
アナベル
- 科名: アジサイ科
- 属名: アジサイ属
- 分類: 落葉低木
- 別名: ハイドレンジア アナベル
- 色: 白、最近ではアンティークピンクも
- 花全体の大きさ: 顔が隠れるぐらい大きくて丸い
- 花びら1輪の大きさ: アジサイより小さい
- 茎: 細くてまっすぐ
- 葉: アジサイと同じで、濃い緑、フチがギザギザ、手の平サイズ
アジサイとアナベル、見た目がよく似ていますが、花の大きさや茎の太さ、葉っぱの形など微妙な違いがあるんですよ。
ビバーナム vs. オオデマリ
次に、ビバーナムとオオデマリを比較してみましょう。
ビバーナム
- 科名: スイカズラ科
- 属名: ガマズミ属
- 分類: 落葉低木
- 別名: スノーボール
- 色: 白、緑、たまに淡いピンク
- 花全体の大きさ: 片手に乗るぐらい
- 花びら1輪の大きさ: 細かくて密集している
- 茎: 細くてまっすぐ、花の重みで枝先は垂れる
- 葉: カエデのように葉先が3つに分かれ、薄くて小さめ
オオデマリ
- 科名: スイカズラ科
- 属名: ガマズミ属
- 分類: 落葉低木
- 別名: テマリバナ
- 色: 白、緑、たまに淡いピンク
- 花全体の大きさ: 片手に乗るぐらいでビバーナムと似ている
- 花びら1輪の大きさ: 細かくて密集している
- 茎: 先端までしっかりとして垂れていない
- 葉: ハート型で厚みがあり葉脈が目立つ
ビバーナムとオオデマリは、見た目がよく似ていますが、茎の形や葉っぱの特徴など微妙な違いがあるんですよ。
一言で言うと、アジサイとアナベルは仲間であり、アジサイ属に属します。一方、ビバーナムとオオデマリは仲間であり、ガマズミ属に属します。どちらも紫陽花に似ていますが、属性が異なるんですね。
これで、アジサイとその仲間たちの見分け方が少しでも分かりやすくなったでしょうか?花の世界は奥が深いですが、少し知識が増えると、お花選びも楽しくなりますよね!
他にもある!アジサイに似た花のご紹介
ガマズミ
- 色: 白
- 花の時期: 4月~6月
- 特徴: 小さな白い花が手毬状に集まって咲きます。アジサイより小さく、雄しべと雌しべが飛び出しているのが特徴です。
ランタナ(シチヘンゲ)
- 色: 白・赤・ピンク・オレンジ・黄(複色)
- 花の時期: 5月~10月
- 特徴: 外側から内側に順番に咲き、時間と共に変色する。カラフルなグラデーションがあり、鉢植えや花壇でも人気。
コバノランタナ
- 色: 白・紫・ピンク・黄・赤
- 花の時期: 5月~11月
- 特徴: ツタ性で単色の花を咲かせます。外側から内側へ順番に開花し、秋が最も花付きが良いです。
カルミア
- 色: ピンク・白・赤・紫
- 花の時期: 5月~6月
- 特徴: 金平糖のようなつぼみを持ち、花弁に模様が入っています。手毬のような形で咲く点がアジサイと似ています。
スイートアリッサム(ニワナズナ)
- 色: 白・赤・ピンク・オレンジ・紫
- 花の時期: 10月~4月
- 特徴: 小さな花が手毬のように集まって咲き、カーペット状に育ちます。秋から春までが花の時期です。
カランコエ
- 色: 赤・白・オレンジ・黄・ピンク
- 花の時期: 1月~5月
- 特徴: 小さな花を丸い房状につけます。冬から春にかけて見られ、鉢植えとして通年流通しています。
まとめ:アジサイに似た花の見分け方
サイズと色に注目!
まずは、花のサイズと色が重要です。アジサイに似た花は、ピンクや白、紫、青などの色があり、サイズも様々です。色や大きさを手がかりに、名前を特定していきましょう。
季節と場所に注目!
アジサイに似た花は、オールシーズン存在します。特に秋や冬に見かけた花は、アジサイではない可能性が高いです。また、山歩きで見かけたか、花屋で見かけたかも重要な手がかりになります。
アジサイとの類似点に注目!
アジサイには、細かい両性花が周囲に装飾花が咲くガクアジサイと、手毬状に装飾花が咲く西洋アジサイがあります。どちらに似ているかで、名前を特定する大きなヒントになります。
これで、アジサイとその仲間たちの見分け方が少しでも分かりやすくなったでしょうか?花の世界は奥が深いですが、少し知識が増えると、お花選びも楽しくなりますよね!