アナベルの純白の花球を見たことがありますか?
その優雅な姿と、緑から白へと移り変わる様子は、
多くの人を魅了します。
アナベルは、
一般的なアジサイとは一味違う魅力を持つ切り花です。
この記事では、アナベルの特徴や管理方法、
飾り方までを詳しく解説します。
アナベルの切り花を自宅に飾って、
その美しさを存分に楽しみましょう。
アナベルの切り花の特徴
アナベルは、アジサイの仲間でありながら、
独特の魅力を持つ花です。
その最大の特徴は、花の色が変化することです。
初めは淡い緑色で、徐々にクリーム色になり、
最終的には純白へと変化していきます。
この色の変化は、
まるで花が成長していくかのようで、
見る人を楽しませてくれます。
また、アナベルの花は小さな花の集合体で、
直径15cm程度の手毬状の花球を形成します。
一般的なアジサイに比べて、
葉や茎が細く華奢な印象を与えます。
この繊細さと、純白の花の組み合わせが、
何ともいえない気品を醸し出しているのです。
アナベルの切り花の基本データ
別名:
アメリカノリノキ、アメリカアジサイ
分類:
ユキノシタ科 アジサイ属
原産:
北アメリカ
サイズ:
40~80cm程度
販売価格:
500~1,000円程度
出回り時期:
主に5月から7月、
一部の地域では12月から2月にも出回ることがあります
※この図鑑を参考にしています
アナベルの切り花の管理方法
長持ちさせる水揚げ
アナベルの切り花を長持ちさせるには、
適切な水揚げが重要です。
以下の手順で行いましょう。
1. 専用の花切りハサミを使用し、茎を斜めに切ります。
これにより、水の吸収面積が増えます。
2. 茎の下部の葉を取り除きます。
水に浸かる部分に葉があると腐りやすくなります。
3. 茎の根元を1~2cm程度縦に割ります。
これにより、さらに水の吸収が良くなります。
4. 40~50度程度のぬるま湯に、
切り花用の延命剤を溶かした水に浸けます。
専用の花切りハサミを使用することで、
茎を潰すことなくきれいに切ることができます。
また、切り花用の延命剤には、
花を長持ちさせる栄養分やバクテリアの繁殖を
抑える成分が含まれているので、必ず使用しましょう。
アナベルがしおれないための裏技?
上記の方法だけでも充分なのですが、
花屋さんでやっている裏技?があります。
切り口を大きく斜めに切り取ったあとで、
切り口に見える、白い綿状のものをそぎ取ってください。
これは、
アナベルを含むアジサイの仲間全般に効果的な方法です。
長持ちさせる管理方法
1. 水は毎日取り替え、
その際に茎を1~2cm切り戻します。
2. 直射日光や風が当たる場所は避け、
涼しい場所に置きます。
3. エアコンの風が
直接当たらないように注意します。
4. 花瓶の水が濁ったら、
すぐに新しい水に替えます。
5. 花や葉にカビが生えたら、
すぐに取り除きます。
これらの管理を行うことで、
アナベルの切り花は5日から1週間程度
楽しむことができます。
アナベルの切り花の飾り方
アナベルは、その純白の花球が特徴的なので、
シンプルに活けるのがおすすめです。
透明なガラスの花瓶を使用すると、
茎の緑色と花の白色のコントラストが美しく映えます。
また、
アナベルは他の花材との相性も良いです。
特に、青や紫のエリンジウムや、
ドウダンツツジとの組み合わせが素敵です。
季節や好みに合わせて、
様々な花材と組み合わせて楽しんでみてください。
アナベルの花言葉
アナベルの花言葉は「ひたむきな愛」です。
この花言葉は、アナベルの純白の花が、
清らかで誠実な愛を
象徴していることから来ています。
そのため、結婚式のブーケや、
大切な人へのプレゼントとしても人気があります。
アナベルの雑学、豆知識
- アナベルの名前の由来は、
アメリカのアナという女性が発見したことから来ています。
- アナベルは、他のアジサイと異なり、前年の枝だけでなく、
当年の新しい枝にも花をつけます。
- アナベルの花は、
ドライフラワーにしても美しさを保ちます。
- アナベルは、寒さに強く、
マイナス30度の寒さにも耐えられます。
- アナベルの花は、切り花だけでなく、
庭植えでも人気があります。
アナベルのQ&A
Q1: アナベルの花は、なぜ色が変化するのですか?
A1: アナベルの花には、
アントシアニンという色素がほとんど含まれていないため、
開花初期は葉緑素の色である緑色を呈します。
その後、葉緑素が分解されていくにつれて、
白色へと変化していきます。
Q2: アナベルの切り花を長持ちさせるコツは?
A2: 毎日の水替えと茎の切り戻し、
適切な環境管理(涼しい場所に置く、直射日光を避けるなど)が重要です。
また、専用の花切りハサミと切り花用の延命剤を使用することで、
さらに長持ちさせることができます。
Q3: アナベルの花を押し花にすることはできますか?
A3: はい、可能です。
ただし、アナベルの花は水分を多く含むため、
乾燥させるのに時間がかかります。
押し花にする際は、花を一つずつ分解して押すと、
きれいな仕上がりになります。
Q4: アナベルの切り花は、どのような場面で使うのが適していますか?
A4: アナベルは純白で上品な印象があるため、
結婚式やパーティーなどのフォーマルな場面に適しています。
また、その清楚な雰囲気から、
お悔やみの場にも使用されることがあります。
Q5: アナベルの切り花を購入する際の注意点は?
A5: 花の色が均一で、
茎がしっかりしているものを選びましょう。
また、
花びらや葉に傷や変色がないか確認することも大切です。
購入後はできるだけ早く水揚げをし、
適切な管理を始めることが長持ちのコツです。
まとめ
アナベルは、その純白の花球と、
緑から白へと変化していく姿が魅力的な切り花です。
適切な管理を行えば、
1週間程度その美しさを楽しむことができます。
専用の花切りハサミや
切り花用の延命剤を使用することで、
さらに長く楽しむことができます。
アナベルの切り花を自宅に飾ることで、
空間に清楚で上品な雰囲気をもたらすことができます。
また、その花言葉「ひたむきな愛」から、
大切な人への贈り物としても素敵です。
ぜひ、アナベルの切り花を購入して、
その魅力を存分に楽しんでみてください。