皆さん、こんにちは!寒い季節になると、お花屋さんや園芸店の店頭を彩るのが、カラフルでかわいいビオラとパンジーですよね🌼
「この花、ビオラなのかな?パンジーなのかな?」と迷ったことはありませんか?私も長年ガーデニングを楽しんできましたが、正直なところ見分けるのが難しくて…😅
この記事では、ビオラとパンジーの違いを徹底解説!花の大きさや特徴から育て方まで、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。この冬から春にかけて、お庭やベランダを可愛く彩るためのヒントが満載です💕
ビオラとパンジーの違いは?基本的な見分け方
「見た目がそっくりなのに、なぜ2つの名前があるの?」というのが素朴な疑問ですよね。実は両方とも同じスミレ科スミレ属の植物なんです!
花の大きさによる違い
一番わかりやすい違いは花の大きさです。
- パンジー:花の直径が4〜5cm以上の大きめの花
- ビオラ:花の直径が4cm未満の小さめの花
とても単純明快ですね♪ でも!最近は品種改良がどんどん進んで、小さなパンジーや大きめのビオラなど、この境界線があいまいになってきています。
ですので、「小さくて可愛いのがビオラ、大きくて華やかなのがパンジー」というイメージで覚えておくのが良いかもしれませんね。
花びらの特徴と咲き方の違い
花びらの質感やつき方にも、ちょっとした違いがあります。
パンジーは大きめで平たい花びらをしていて、やや上向きに咲く傾向があります。花の中心部に大きな「顔」のような模様があるのも特徴です。
ビオラは小さめでやや厚みのある花びらをしていることが多く、少しうつむき加減に咲きます。花色のバリエーションも豊富で、中には花色が日によって変化するものもあるんですよ!
また、ビオラのほうが一つの株から咲く花の数が多い傾向があります。そのため寄せ植えやグラウンドカバーとして使うと、カラフルな花のじゅうたんのような美しさを楽しめます✨
耐寒性の違い
冬の花として人気の両者ですが、ビオラのほうがやや耐寒性に優れていると言われています。
真冬の厳しい寒さや霜が降りても、ビオラの花びらは比較的傷みにくいのが特徴です。パンジーも十分に耐寒性はありますが、特に厳しい寒さの地域では、ビオラのほうが安心して育てられるかもしれません。
パンジーもビオラも、マイナス10℃くらいまでの寒さなら耐えられる強さを持っています。雪に埋もれても、暖かくなればまた元気に花を咲かせる生命力の強さも魅力です!
ビオラとパンジーの由来と花言葉
可愛い見た目だけでなく、その由来や花言葉も素敵なんですよ♪
ビオラの花言葉
ビオラの花言葉は「誠実」「信頼」「忠実」「少女の恋」など。
控えめで可憐な姿が、純粋で誠実な心を表しているようですね。特に「少女の恋」という花言葉は、ビオラがうつむき加減に咲く姿が、初恋の少女の恥じらいを思わせることから付けられたと言われています。
色によっても花言葉が少し変わります。
- 紫のビオラ:「揺るがない魂」「誠実」
- ピンクのビオラ:「私を想って」「少女の恋」
パンジーの花言葉
パンジーの花言葉は「思いやり」「私を思って」。
パンジーという名前はフランス語の「思想(pensée:パンセ)」に由来しています。花の模様が人の顔のように見え、物思いにふける表情に似ていることから名付けられたというのも素敵なエピソードですね。
大きな花びらいっぱいに広がる表情豊かな模様は、見る人の心を和ませてくれます。特に寒い冬に鮮やかに咲く姿は、思いやりに満ちた温かさを感じさせます💓
ビオラとパンジーの基本情報
お花のことをもっと深く知れば、育てる楽しさも倍増しますよ~🌿
原産地と特性
ビオラもパンジーも原産地はヨーロッパです。
寒冷地に自生していたため、寒さには強いけれど暑さには弱い…というのが特徴なんです。そのため日本では10月頃から5月くらいまで楽しめる、秋冬春の花として親しまれています🍂❄️🌸
現在私たちが楽しんでいるビオラとパンジーは、野生種のスミレをもとに、品種改良を重ねて作られたもの。特にヨーロッパでは「ビオラ・トリコロール(三色スミレ)」という野生種をもとに、たくさんの品種が生み出されてきました。
一年草?多年草?
「ビオラやパンジーって一年草なの?多年草なの?」という質問をよく受けます。
実は、植物学的には多年草なんです!でも日本の気候では夏の暑さに弱いため、一般的には一年草として扱われています。
でも!実はちょっとした工夫で夏越しさせることも可能なんですよ♪ 夏の間は日陰に移動させたり、花がらをこまめに摘んだりすると、次のシーズンも楽しめることがあります。私も何度か成功したことがありますよ😊
花びらの枚数
ビオラもパンジーも基本的に5枚の花びらを持っています。上に2枚、横に2枚、下に1枚という配置が基本です。
でも中には、品種改良によって「八重咲き」という花びらが多く重なって咲くタイプもあるんですよ!これはまるでミニバラのような華やかさがあって、寄せ植えのアクセントにぴったり✨
また、花びらの形にも様々なバリエーションがあります。フリル状になったもの、波打ったようなもの、まるで別の花のように見えるものまで…。お気に入りの形を見つけるのも楽しみの一つですね🎵
ビオラとパンジーの育て方
お店で見かける可愛いビオラとパンジー。「育ててみたいけど、うまくいくかな…」と心配な方も多いはず。でもご安心を!とっても育てやすいお花なんですよ~🌱
土と植え付け
まずは土選びから。ビオラもパンジーも水はけのよい土を好みます。市販の草花用培養土でOK!
もし地植えする場合は、植える前に庭の土に腐葉土や堆肥を混ぜておくとバッチリです♪ また、日本の土は酸性に傾いていることが多いので、苦土石灰をまいておくのもおすすめですよ。
植え付けのポイントは以下の通り:
- 鉢植えなら、鉢底に穴があることを確認(水はけ大事!)
- 鉢底ネットを敷いて、鉢底石を入れる
- 土を入れていく(この時、元肥として緩効性肥料を混ぜておくと◎)
- 苗を植える位置に穴を掘る
- ポットから優しく苗を取り出し、根鉢の底を少しほぐす
- 穴に入れて、隙間に土を入れる
- たっぷり水をあげる
鉢植えなら苗同士の間隔は10cm程度、地植えなら20cm程度空けると、あとで大きく育ってもゆとりができて◎
日当たりと水やり
ビオラとパンジーは日当たりのよい場所で育てるのがベスト!半日陰でも育ちますが、花数が少し減ってしまうことも…。
でも真夏の強い日差しは苦手。もし夏越しさせたい場合は、5月以降は明るい日陰に移動させてあげましょう☀️➡️🌳
水やりのコツは?
- 地植えの場合:基本的に雨だけでOK(長く雨が降らない時だけ水やり)
- 鉢植えの場合:土の表面が乾いたらたっぷりと
特に冬は水のやりすぎに注意!冷たい水で根が傷むこともあるので、鉢の土が湿っているときは水やりを控えましょう。お昼前後の暖かい時間に水やりするのがおすすめです💧
肥料と管理のポイント
ビオラもパンジーも、花期が長いので定期的な肥料が大切です!
初めて植えるときに元肥として緩効性肥料を土に混ぜておくと、最初の1~2ヶ月は追肥の必要がありません。その後は月に1回程度の追肥で、きれいな花を長く楽しめます🌼
肥料選びのポイント:
- 固形の緩効性肥料:マグァンプKなどが使いやすい
- 液体肥料:薄めて週1回程度与えるのもOK
そして最も大切なのが花がら摘み!
咲き終わった花をそのままにしておくと、タネを作るためにエネルギーを使ってしまい、次の花が咲きにくくなります。こまめに摘んであげることで、次々と新しい花を咲かせてくれますよ✂️
「でもどこを切ればいいの?」という方、花の付け根(花茎のつけ根)から切り取るのがコツです。
春になって茎が伸びすぎたら、全体を1/3くらいに切り戻すのもアリ!切り戻すと、また脇芽が出て花が咲きやすくなります。切り戻した枝は小さな花瓶に活けて楽しむこともできますよ♪
【参考記事】3月の花図鑑:春の訪れを告げる花々と育て方のポイント↓
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寄せ植えのアイデア
ビオラやパンジーの魅力をさらに引き出す寄せ植えにチャレンジしてみませんか?💐 アレンジ次第でお庭やベランダが一気に華やかになりますよ~!
ビオラとパンジーの寄せ植え
ビオラとパンジーを組み合わせるだけで、こんなにステキな寄せ植えができちゃいます🎵
私のおすすめは「色のリレー」というアイデア!例えば、白→薄ピンク→濃いピンク→紫というように、花色のグラデーションを作るんです✨ 同じ色でも、ビオラの小ぶりな花とパンジーの大きな花を組み合わせると、奥行きが出てとっても素敵なんですよ~。
もう一つのアイデアは「テーマカラー」で統一する方法。例えば「イエロー×オレンジ」や「ブルー×ホワイト」など、色味を揃えるだけで、まるでプロが作ったような仕上がりに!
他の植物との組み合わせ
ビオラやパンジーは、他の植物と組み合わせるとさらに魅力アップ!いくつかの組み合わせをご紹介しますね😊
秋~冬の寄せ植えにおすすめの組み合わせ
- ビオラ/パンジー × ハボタン × アリッサム
- ビオラ/パンジー × シクラメン × アイビー
- ビオラ/パンジー × ノースポール × ワイヤープランツ
春の寄せ植えにおすすめの組み合わせ
- ビオラ/パンジー × プリムラ × チューリップ
- ビオラ/パンジー × ネモフィラ × ローダンセマム
- ビオラ/パンジー × デージー × フェリシア
寄せ植えを長く楽しむためには、園芸肥料をこまめに与えることがポイント!特に液体タイプの肥料は、すぐに効果が表れるので便利です。
▼液体タイプで使いやすい!おすすめの園芸肥料▼
「どんな組み合わせがいいか分からない…」という方には、園芸図鑑や植物図鑑を参考にすることをおすすめします。季節ごとの組み合わせ例や相性のよい植物が詳しく載っていて、アイデアがどんどん広がりますよ💡
▼おすすめの園芸図鑑▼
まとめ
今回は「ビオラとパンジーの違い」について詳しくご紹介しました!
さまざまな違いがありますが、結局のところ:
- 花の大きさ:パンジーは大きめ、ビオラは小さめ
- 耐寒性:どちらも強いけれど、ビオラの方がやや優れている
- 花の数:ビオラの方が一つの株から咲く花の数が多い傾向
- 育て方:基本的には同じ
そして、どちらも寒い季節を彩る素敵なお花です✨
「どちらを選べばいいの?」という質問をよく受けますが、それぞれに魅力があるので、両方植えるのがベスト!大輪のパンジーと小輪多花性のビオラ、それぞれの特徴を活かして、冬のガーデニングを楽しんでくださいね🌼
鉢植えでも地植えでも、寄せ植えでも、きっとあなたのお庭やベランダを素敵に彩ってくれるはず。失敗を恐れずに、まずは植えてみることからスタート!
園芸の醍醐味は、植物の成長を見守る過程にあります。ビオラやパンジーの花が次々と咲いていく様子を観察するのは、本当に幸せなひとときですよ~💕
【参考記事】アスファルトの隙間から生まれる奇跡 ~都市に咲くスミレたちの生命力~↓
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ぜひあなたも今年の冬は、ビオラとパンジーを育ててみてくださいね!どんな小さなスペースでも、カラフルな花たちがあなたの日常に彩りを与えてくれますよ🌈✨