アマリリスは長く伸びた太い茎の先にユリを思わせる大輪の花を複数咲かせます。
正面から見ると星のように見える花の形から「ナイトスターリリー」とも呼ばれます。
本来の開花期は春から初夏にかけてですが、赤くて大きな花はクリスマスにも需要があり輸入品も活躍します。
アマリリスの切り花の特徴、飾り方
アマリリスは存在感のある大きな花も特徴ですが、太くて長い茎もラインが綺麗で魅力的です。飾るときは茎が隠れないように真っすぐ活けるのが基本です。
1本だけでも綺麗に飾れますが、高低差をつけて複数まとめて飾れば更にブリュームがあって素敵になります。
また、アマリリスの切り花には葉っぱが着いていないのでユーカリやハランなどのグリーンを添えてあげるのもオススメです。
もちろん花だけを小さな器に飾るのもいいでしょう。何輪も花を咲かせますから、その中の1輪を切り取って使ってみてください。
アマリリスの太い茎の中はストローのように中空になっています。
アマリリスでアレンジメントを作る際には、そのままではオアシス(フローラルフォーム)に挿しにくいです。
花屋さんでは空っぽの茎の中に他の切り花の茎を入れて補強して挿しやすくします。ご自宅では割り箸などを使うのもオススメです。
アマリリスを日持ちさせる水揚げ、管理方法
水揚げは良い花材なので切り口を切り戻すだけでいいのですが、気をつけて切らないと中空の茎は割れてしまいます。
できればハサミではなくてナイフでカットするのがオススメです。ハサミで切る場合は一気に押し切るのではなく、軽く挟んでからグルっと回し切る感じで切ってください。
また花屋さんでは、茎が縦に割れてしまった場合はセロテープなどを巻いて補強してあげることもあります。
咲いたお花の花粉は花びらを汚してしまうので早めに取り除きましょう。
また、蕾の下に着いているガクは、傷んで茶色くなっていることがありますので取り除きましょう。見た目にもキレイですし蕾も開きやすくなります。
アマリリスの花言葉
アマリリスの花言葉は、
- おしゃべり
- 誇り
- 輝くばかりの美しさ(ピンク)
- 虚栄心(紫)
中世ヨーロッパでは噂話や悪口を言う人に、ラッパ型の尋問道具をつけて街角に立たせていたということから、花の形がラッパ状のアマリリスに「おしゃべり」という花言葉がつきました。
また、ピンクのアマリリスの花言葉は「輝くばかりの美しさ」ですが、紫は「虚栄心」ですので贈り物に使うときは気をつけましょう。
アマリリスの切り花、基本データ
分類:ヒガンバナ科、ヒッペアストルム
原産:南アメリカ
サイズ:40~80センチ程度
花サイズ:大輪
販売価格:500~1800円
出回り時期:12月~6月
コチラの本も参考にしています。
まとめ
- 通常の開花期は春から初夏ですが、切り花はクリスマスにも活躍
- アマリリスは花とともにスッと伸びた茎を強調して飾るのがオススメ
- 中空の茎は割れやすいのでセロテープを巻いたり詰め物をする工夫も必要
アマリリスの切り花は、どちらかというと花屋さんがアレンジメントを作る時に使われることが多いかもしれません。
若干高価ではありますが、蕾までキレイに咲きますし1本だけで飾っても素敵なので、ぜひ自宅でも飾ってみてくださいね♪