梅雨の時期を美しく彩る紫陽花は、リース作りにもぴったりの花材です 🌸
紫陽花リースは、初心者でも簡単に作れて、しかも長期間楽しめる素敵なインテリアアイテム。生花から始めて、ドライフラワーになっても美しさが続くのが大きな魅力です。
この記事では、花屋で働く私が、初めての方でも失敗せずに作れる紫陽花リースの作り方を、基本から応用まで丁寧にお伝えします。
必要な材料や道具、ステップごとの作り方、美しく仕上げるコツまで、写真付きで分かりやすく解説していきますね。
きっと「やってみたい!」という気持ちになっていただけるはずです ✨
紫陽花リースとは?初心者におすすめの理由
紫陽花リースは、その名の通り 紫陽花の花を使って作る輪っか状の装飾品 のこと。
玄関ドアや壁に飾って楽しむのが一般的ですが、テーブルの上に置いても素敵なんです。
なぜ初心者におすすめなの?
紫陽花がリース作りに向いている理由はたくさんあります。
扱いやすさが抜群 紫陽花は茎がしっかりしていて、花房も大きいので作業がしやすいんです。小さな花をたくさん使うより、ずっと簡単に仕上がります。
失敗が目立ちにくい 花房が大きくてボリューム感があるので、多少バランスが悪くても自然な仕上がりに。「あれ?ちょっと曲がっちゃった」なんて部分も、全体を見ると気にならないものです。
長期間楽しめる 最初は生花の瑞々しさを、時間が経つにつれてドライフラワーの渋い美しさを楽しめます。一つのリースで二度おいしい感じですね 😊
季節感たっぷり 梅雨時期の憂鬱な気分も、手作りリースがあるとパッと明るくなります。お部屋に飾れば、まるで小さなお花畑のよう。
紫陽花リースの作り方【基本の手順】
それでは、いよいよ 基本の紫陽花リース を作ってみましょう!
今回ご紹介するのは、どなたでも失敗なく作れるシンプルな方法です。慣れてきたら、アレンジを加えて自分だけのオリジナルリースに挑戦してくださいね。
必要な材料と道具
まずは材料選びから。実は、こだわりすぎなくても十分素敵に仕上がりますよ。
花材
- 紫陽花:3〜5房程度(リースの大きさによって調整)
- お好みでサブの花材(かすみ草、ユーカリなど)
その他の材料
- リースベース(市販のもの、直径20〜25cm程度)
- 細めのワイヤー(地巻線がおすすめ)
- リボンやラフィア(お好みで)
リースベースは、つる性植物で作られた自然なものがおすすめですが、発泡スチロール製でも大丈夫。最初は扱いやすいものを選んでくださいね。
道具
- 花用のハサミ
- ワイヤーカッター(なければ普通のハサミでもOK)
- 霧吹き
ステップ1:紫陽花の準備
まずは 紫陽花の下準備 から始めましょう。
新鮮な紫陽花を選ぶのがポイントです。花びらがしっかりしていて、茎が青々としているものを選んでくださいね。
カットの仕方 紫陽花の茎を、リースに付けやすい長さ(5〜8cm程度)にカットします。
茎の先端は斜めに切ると、ワイヤーで巻きやすくなりますよ。この時、無理に力を入れすぎないのがコツ。紫陽花の茎は意外と柔らかいので、優しく扱ってあげてください。
房の分け方 大きな花房は、リースのバランスを見ながら小分けにしていきます。
あまり細かく分けすぎると寂しい印象になってしまうので、「ちょっと大きいかな?」くらいがちょうど良いサイズ感です。
ステップ2:リースベースの準備
リースベースをチェックして、紫陽花を付ける位置を大まかに決めておきましょう。
一箇所から始めて、時計回りに進んでいくのが作りやすいコツです。
最初にワイヤーをリースベースに結んで、作業中にワイヤーが抜けないように固定しておくと安心ですね。
この段階で、完成形をイメージしながら進めると、バランスの良いリースに仕上がります 🎯
ステップ3:紫陽花をリースに付ける
いよいよ メインの作業 です!ここが一番楽しい部分ですよ 🎨
基本の付け方 紫陽花の茎部分を、ワイヤーでリースベースにしっかりと固定していきます。
最初の1房を付ける時は、少し緊張するかもしれませんが大丈夫。「えいっ!」という気持ちで始めてみてください。
ワイヤーは2〜3回しっかりと巻いて、茎が動かないように固定するのがポイント。でも、巻きすぎて茎を傷めないよう気をつけてくださいね。
順番とバランス 一箇所から始めて、時計回りに紫陽花を付けていきましょう。
各花房の間隔は、完成した時に隙間が気にならない程度に調整します。あまり詰めすぎるとゴチャゴチャした印象に、離しすぎると寂しい感じになってしまいます。
「ちょうど良い」を見つけるのも、手作りの楽しさの一つですね ✨
重なりを活用 次の花房は、前の花房に少し重なるように配置すると、自然な仕上がりになります。
この「重なり」が、プロっぽく見せる秘訣なんです。
ステップ4:仕上げとバランス調整
全体に紫陽花が付いたら、最終調整の時間です。
少し離れて全体を眺めてみて、バランスをチェックしてみてください。「あ、ここちょっと寂しいかな?」と思った部分があれば、小さな花房を追加してあげましょう。
リボンやアクセントを追加 お好みで、リボンやラフィアを付けると、より華やかな印象になります。
リボンの色は、紫陽花の色と合わせるか、あえて対照的な色を選んで差し色にするのも素敵です。
最後の霧吹き 完成したら、全体に軽く霧吹きをかけてあげると、花が生き生きとして見えますよ。
これで、あなただけの紫陽花リースの完成です!🎉
初心者でも失敗しないコツとポイント
ここからは、より美しい紫陽花リースを作るための 実践的なコツ をお伝えしますね。
花屋で働いていると、お客様から「どうして私が作ると上手くいかないの?」というご質問をよくいただくんです。でも実は、ちょっとしたポイントを知っているかどうかの違いなんですよ。
花材選びのコツ
良い紫陽花の見分け方
紫陽花選びは、リースの美しさを左右する重要なポイントです。
チェック項目 | 良い状態 | 避けたい状態 |
---|---|---|
花びら | ハリがあり、色鮮やか | しおれている、変色している |
茎 | 太くてしっかりしている | 細い、柔らかすぎる |
全体 | 花房が大きく、バランス良い | 小さすぎる、形が崩れている |
おすすめの品種 初心者の方には、アナベルやカシワバアジサイがおすすめ。花房がしっかりしていて、ドライフラワーにしても美しさが長持ちします。
最近人気の秋色紫陽花も、アンティークな雰囲気でとても素敵。色の変化を楽しめるのも魅力の一つです。
きれいに仕上げる巻き方のコツ
ワイヤーワークのポイント
ワイヤーの巻き方一つで、仕上がりが大きく変わります。
基本の巻き方
- ワイヤーを茎に2〜3回巻く
- 最初は軽く、最後にしっかりと締める
- ワイヤーの端は見えないところに隠す
力加減が大切 「しっかり固定したい」気持ちはわかりますが、力を入れすぎると茎が潰れてしまいます。
「優しく、でもしっかりと」を心がけてくださいね。まるで、大切な人を抱きしめるような感覚で 💕
ワイヤーが見えない工夫 ワイヤーが見えてしまうと、せっかくの自然な美しさが台無しに。
次の花房で隠れるような位置に巻いたり、リボンで覆ったりする工夫をしてみてください。
よくある失敗と対処法
「バランスが悪くなっちゃった…」
これ、本当によくあることです。でも大丈夫!
対処法
- 全体を見直して、足りない部分に小さな花房を追加
- 大きすぎる部分は、少しカットして調整
- それでもダメなら、「これも手作りの味わい」と思って楽しんじゃいましょう ✨
「紫陽花がすぐに萎れちゃう…」
生花の紫陽花は水分を欲しがる植物。でも、リースにしてしまうと水やりができませんよね。
対処法
- 作業前に茎を水に浸けておく
- 霧吹きで定期的に水分補給
- 直射日光の当たらない場所に飾る
- 「ドライフラワーになる過程も楽しむ」という気持ちで
「ワイヤーが上手く巻けない…」
これも最初は誰でも苦戦するポイント。
対処法
- 焦らず、ゆっくりと巻く
- 茎を持つ手はしっかりと固定
- 練習用に余った茎で何度か試してみる
- 「完璧じゃなくても大丈夫」という気持ちで
覚えておいてほしいのは、手作りの良さは完璧でないところにもあるということ。
少しくらい歪んでいても、それがあなたらしさになるんです 😊
紫陽花リースの種類とアレンジ方法
紫陽花リースって、実はいろんな楽しみ方があるんです!
それぞれに魅力があって、どれも素敵。あなたの生活スタイルやお好みに合わせて選んでくださいね 🌈
生花リース
フレッシュな美しさを楽しむ
生花の紫陽花リースは、みずみずしさが最大の魅力。
お花屋さんで購入したばかりの新鮮な紫陽花を使えば、まるで梅雨の庭先を切り取ったような美しさです。
こんな方におすすめ
- 今すぐにゴージャスなリースが欲しい
- 季節感たっぷりの瑞々しさを楽しみたい
- 特別なイベントやお客様をお迎えする時に
楽しめる期間:約1〜2週間
ただし、生花は少しずつドライフラワーに変化していくので、その過程も含めて長く楽しめるのが嬉しいポイント ✨
ドライフラワーリース
長期間楽しめるナチュラルな美しさ
ドライフラワーの紫陽花リースは、アンティークな色合いがとっても上品。
自然に乾燥させた紫陽花は、生花の時とはまた違った落ち着いた魅力があるんです。
作り方のコツ
- 生花の状態で作って、そのまま自然乾燥
- または、あらかじめドライにした紫陽花を使用
- 乾燥中は直射日光を避けて、風通しの良い場所に
楽しめる期間:6ヶ月〜1年程度
色あせも味わいの一つ。時間の経過とともに変化する色合いを楽しんでください 🍂
プリザーブドフラワーリース
いつまでも美しさをキープ
プリザーブドフラワーの紫陽花は、特殊な加工で長期保存できるようにした花材。
生花のような瑞々しさがありながら、お手入れいらずで長く楽しめるのが魅力です。
メリット
- 色鮮やかさが長持ち
- 水やり不要
- 湿気に強い
少しお値段は高めですが、「絶対に失敗したくない」「長く飾りたい」という方にはぴったり 💕
素敵な飾り方とディスプレイアイデア
さて、完成した紫陽花リース、どこに飾りましょうか?
実は飾る場所や方法で、リースの印象がガラリと変わるんです。いくつかアイデアをご紹介しますね 🎨
玄関ドアに飾る【定番スタイル】 やっぱり一番人気は玄関ドア!訪れる人を最初にお迎えする、お家の顔になります。
ドア用のリースハンガーを使えば、傷つけずに簡単に飾れますよ。
壁に掛ける【インテリアとして】 リビングや寝室の壁に掛けると、お部屋がパッと華やかに。
白い壁なら紫陽花の色が映えて、ナチュラルな壁紙なら一体感のある仕上がりに。
テーブルに置く【テーブルリース】 平らなお皿やケーキスタンドの上に寝かせて置くスタイル。キャンドルを真ん中に立てれば、ロマンチックなテーブルデコレーションの完成です ✨
窓辺に飾る【自然光でより美しく】 自然光が当たると、紫陽花の色がより美しく見えます。
ただし、直射日光は避けて、レースのカーテン越しがおすすめ。
長持ちさせるお手入れ方法
せっかく作った紫陽花リース、できるだけ長く楽しみたいですよね!
簡単なお手入れで、ぐっと長持ちしますよ 🌟
飾る場所の選び方
環境 | おすすめ度 | 理由 |
---|---|---|
直射日光の当たらない明るい場所 | ⭐⭐⭐ | 色あせを防ぎつつ、美しさキープ |
風通しの良い場所 | ⭐⭐⭐ | カビや湿気を防ぐ |
エアコンの風が直接当たる場所 | ⭐ | 乾燥しすぎて花が傷む可能性 |
日常のお手入れ
ほこりを優しく払う 週に1〜2回、柔らかいブラシや羽根ぼうきで、そっとほこりを払ってあげてください。
紫陽花の花びらは繊細なので、力を入れすぎないのがポイント。
湿度管理 乾燥しすぎると花がパラパラと落ちやすくなります。
特に冬場の暖房時期は、加湿器を使ったり、時々霧吹きで軽く湿らせてあげると良いですよ 💧
定期的な点検 月に一度くらい、リース全体をチェックしてみてください。
茎が緩んでいたら、ワイヤーで補強したり、傷んだ部分があれば取り除いたり。ちょっとしたメンテナンスで、ずっと美しさを保てます。
「変化も楽しむ」気持ちで 時間が経つにつれて、色が変わったり、花びらが落ちたりするのも自然なこと。
「完璧を保つ」よりも「変化を楽しむ」気持ちでいると、もっとリースライフが楽しくなりますよ ✨
まとめ
いかがでしたか?紫陽花リースの作り方から楽しみ方まで、たっぷりとお伝えしました 🌸
最後にポイントをおさらいしておきますね!
紫陽花リース作りのポイント
- 新鮮な紫陽花を選ぶ
- ワイヤーワークは「優しく、しっかりと」
- バランスは全体を見ながら調整
- 失敗を恐れず、楽しむ気持ちで!
長く楽しむコツ
- 適切な場所に飾る
- 定期的な軽いお手入れ
- 変化も含めて楽しむ
花屋で働いていて思うのは、お花って本当に人を幸せにしてくれるということ。
手作りのリースがあるだけで、毎日がちょっと特別になるんです。特に紫陽花は、日本の梅雨時期を美しく彩ってくれる、私たちにとって身近で特別な花。
「難しそう…」「失敗したらどうしよう…」なんて思わないで、まずは「やってみよう!」という気持ちで始めてみてください。
きっと、作っている時間も、飾って眺めている時間も、心がほっこりと温かくなるはず 💕
あなたの素敵な紫陽花リースライフが始まりますように。
【参考記事】紫陽花についてもっと詳しく知りたい方はこちら↓
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今日から、あなたも紫陽花リース作りにチャレンジしてみませんか? 🌈✨