カーネーションの切り花は、管理も楽で日持ちも良くお求めやすい価格で年中お花屋さんの店頭に並ぶので、家庭使いのお花として人気が高いお花です。
また「母の日」の定番としても世界中で愛されるカーネーションの切り花ですが、たっぷりのフリルと切り込みの入った花びらが華やかなお花は、カラーバリエーションも豊富で冠婚葬祭のどのシーンでも大活躍です。
カーネーションの切り花の特徴、飾り方
カーネーションの切り花には、大きめのお花がひとつ咲いているスタンダードタイプと、茎が枝分かれして複数のお花が咲いているスプレータイプがあります。
お花の大きさに違いがあるので、飾り方によって使い分けるのがいいでしょう。
数千もの種類があるといわれるカーネーションはカラーバリエーションがとても豊富です。純粋な青以外はすべての色があるといってもいいでしょう。花びらの縁が違う色になっている複色のカーネーションなどもありますね。
花屋さんでも常に数種類のカーネーションが店頭に並んでいるでしょうから、カーネーションだけを色違いで飾ってみるのもいいでしょう。
また、スプレーカーネーションは一本から複数のお花を切り分けて使えるので、フラワーアレンジメントを作るときには欠かせない花材です。
結婚式からお葬式まで活躍する万能選手
カーネーションは菊やバラと並んで生産量の多い切り花です。
ご家庭で飾られたり誕生日などのギフトに使われるのはもちろんですが、冠婚葬祭の会場装飾にも使われることが多いです。
菊はお葬式などの仏花のイメージ、バラは結婚式などの祝い事のイメージが強く、逆の用途にはあまり使われません。
しかし、カーネーションは冠婚葬祭のどのシーンでも活躍します。派手な色から淡い色まで花色が多く使い勝手がいいですし、流通量が多く価格も安めなので大量に使うのに適しているのでしょう。
カーネーションを長持ちさせる水揚げ、管理方法
カーネーションは日持ちがとてもいい切り花です。飾る際も切り口を切り戻すだけで充分水も揚がります。
スタンダードのカーネーションと違い、スプレーカーネーションにはつぼみが複数ついていることがあります。
先端に花びらの色が全く見えていない硬いつぼみは、切り花の状態では咲かせることは難しいです。硬すぎるつぼみは取り除いたほうが他のつぼみや咲いているお花が長持ちします。
つぼみを綺麗に咲かせるには、糖分が入った切り花用の延命剤を使うことをオススメします。糖分(栄養)が入っていない水では花の色が薄くなったり、つぼみが成長できずに咲かないまま枯れてしまいます。
カーネーションの花言葉
カーネーションの花言葉は「母の日」の花だけあって「愛」がテーマですね。色によっても違う花言葉がついています。
- 無垢で深い愛
- 母の愛(赤)
- 女性の愛(ピンク)
- 純粋な愛(白)
カーネーションの切り花、基本データ
分類:ナデシコ科ナデシコ属
原産:ヨーロッパ、西アジア
サイズ:40~100センチ程度
花サイズ:小~中輪
販売価格:100~300円
出回り時期:通年
※コチラの本を参考にしています。
まとめ
- 花色も豊富で低価格、年中手に入るので家庭使いに人気
- 複数咲くスプレータイプと一輪咲きのスタンダードタイプを使い分けましょう
- 冠婚葬祭どのシーンでも活躍する万能選手
- 水揚げや日持ちは抜群。つぼみを咲かせるには延命剤を…
「母の日」のイメージが強いカーネーションですが、気がつけば一年中身近で目にするお花です。
種類が非常に多く新しい品種も頻繁に出回ります。花びらの形や色合いも微妙に違っていたりします。そのつもりで探してみれば、きっと新しい出会いがあると思いますよ♪