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センリョウ(千両)お正月に欠かせない切り花|長持ちさせる管理と水揚げ方法

センリョウの切り花 切り花図鑑

センリョウといえば松や梅などと共にお正月飾りには欠かせない切り花ですね。「千両」という名前から縁起がいいとされる他、ツヤツヤした赤い実は新しい年を迎えるお花にピッタリです。

センリョウの特徴

センリョウの特徴

センリョウは花ではなく赤い実を鑑賞する花材です。そして何よりも特徴的なのが、お正月用としてだけ流通するという点でしょう。

花持ちがとても良く1ヶ月ほどは長持ちするため12月に入ると流通し始めます。しかし、花屋さんの店頭に並ぶのはクリスマスが終わってからが主ですね。

実はクリスマス前には、ほとんどの仕入れが終わっています。花屋さんのバックヤードにすでに保管されているわけです。ですから、年末ギリギリのほうが新しいお花というわけではありません。早めに購入したほうが、かえって長持ちしますよ!

 

センリョウの水揚げ方法

センリョウの水揚げは茎の先端を砕いたり手で折ったりして水のあたる面積を増やすといいでしょう。コレは通常のお花を水切りする方法よりも、枝物の水揚げを参考にしたほうがいいかもしれません。

 

また、年末にはスーパーなどの店外(屋外)でお花が売られていることも多いですね。そうした場合、風に当たるなどして葉っぱが元気がなくなってしまっている場合があります。

そんな弱ったセンリョウを元気にしたいときは熱湯で茎の切り口を煮る「煮上げ」を試してください。

 

センリョウの管理の注意点

センリョウの管理、水揚げ

センリョウはバクテリアには比較的強い花材です。他の切り花に比べれば水の汚れには強いということですね。

ところがセンリョウを飾った花瓶の水は、他のお花のそれとは比較にならないほど汚れます。赤い染料(ダジャレみたいですが…)がにじみ出たように真っ赤に染まってしまう他、水揚げ時に砕いたり煮たりした影響もあり、とにかく汚れてしまうんです。

水換えは頻繁に行ってください。センリョウは丈夫でも一緒に飾ってある他のお花には良くありませんから。

水揚げで砕いたり煮たりした後しっかり水が揚がったら、切り戻してキレイな茎にしておくことをオススメします。

また、熟して黒ずんだり萎びてしまった実は、他の元気な実に悪影響を与えますのでこまめに取り除くとより長く楽しめます。

飾る場所は出来るだけ涼しくて乾燥していない場所がオススメです。玄関などに飾ると長持ちしますね。乾燥には弱いのでエアコンの風が直接当たる場所は絶対に避けたほうが無難です。

 

センリョウと相性のいい切り花

センリョウと相性のいい切り花

センリョウと合わせて飾るなら、当然お正月をイメージする花材になりますね。

松・梅・菊などは定番ですが、金や銀に染められた柳などの枝物をプラスすると、より一層お正月っぽくなりますね。

また、洋風のアレンジにも意外とマッチするのもセンリョウの特徴です。チューリップやスイートピー・カーネーションなど定番の切り花にもセンリョウの赤い実はマッチします。そして、深い緑色の葉っぱも洋花と合わせるときは存在感を増して素敵です。

 

花言葉

センリョウの花言葉は「富」「財産」

 

センリョウの基本データ

分類:センリョウ科センリョウ属
原産:東南アジア、インド、台湾、日本
サイズ:30~60センチ程度
実サイズ:小
販売価格:300~800円
出回り時期:12月

参考資料:花屋さんで人気の469種「花図鑑」

 

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